園長先生からの言葉の贈り物


                  《3月の一言》

3月5日は『啓蟄』。冬ごもりしていた虫たちが目覚め土の中からはい出してくる日です。
虫たちや野草は、わずかの気温差を敏感に感じとって、活躍しだしたり、花を開きます。昆虫や植物は私達人間より鋭敏なのかも知れません。
1年間の総まとめとなる3月。
年長組は、心も体も、日々成長し、卒園を控え、また一段とたくましさを増したように感じられます。
年中組、年少組は、一日の生活の中でも一人ひとりが自信を持って行動するようになりました。

 それぞれの年齢ごとに、この1年間に生活習慣、友だち関係など、生活全般に力をつけて来た子供達。さまざまな経験を通して
「自分の力でできる。」という自信とともに判断力もつき始めています。今後もその自信や判断力を大いに伸ばしていきたいと思います。

   
3月の徳目は『智慧希望(ちえきぼう)
    〜希望を持ち、楽しく暮らしましょう。〜

「智慧」とは、物事の理を悟り、真理を見極め、適切に処理する能力で、仏教では私達が悟りの境地にいたるためには、6つの修行を実践しなければならないと教えて下さっています。
それが
六波羅蜜(ろくはらみつ)布施(ふせ)持戒(じかい)忍辱(にんにく)精進(しょうじん)禅定(ぜんじょう)智慧(ちえ))の6つです。智慧は、この六波羅蜜の最後の根本精神だそうです。
今月は年度最終の月です。子供達は、これからのことを夢みて、喜びに瞳を輝かせています。
子供達の“こうなりたい”“こうしたい”という気持ちが希望へとつながり毎日の遊びの中で小さな憧れや目標がやがて大きな希望へとつながっていくことを望んでいます。

これまで、十二の徳目に分かれた正しく生きる道について学ばせていただきましたが、この
『仏教保育徳目』は子供達だけでなく、その“お手本”となるべく私達教職員自信が実践していく事だと思います。

そして私達自分が一年間の保育を見つめなおし、反省評価をし、新年度への課題を見つけ、4月からは、気持ちを新たに子供達、一人ひとりの心によりそい温かい保育を行えるよう、資質を高め努力してまいります。

最後に皆様には、一年間、温かく見守っていただきました事、この場をおかりしまして厚く御礼申し上げます。
        “ ありがとう ございました ”



        園長 田辺真佐子